結婚式でかけるお金を削って後悔した項目は？
結婚式の準備中は、とにかく予算を削ることに頭が行きがちです。しかし、実際に結婚式を終えてみると、「あそこはもっとお金をかけて良かった」と感じることも少なくないようです。
それでは、先輩花嫁たちは何のお金を削って後悔したのでしょうか。実際の事例を見ながら参考にしてみましょう。
お色直し
まず、お色直しはお金を使って後悔した項目の筆頭に挙げられます。お色直しは結婚式の見どころのひとつであるため、いくつものドレスを用意して式を彩りたいと考える人が多いものです。
ただ、最近では費用の問題から、お色直しを省略した披露宴を選ぶ人も増えています。披露宴にかかる費用の中で、お色直しは大きなウエートを占めています。着付け代金やヘアメイク料金など、発生する費用はドレスだけではありません。
実際、お色直しをしなければ、かなりのコストカットにもなるでしょう。ただ、このイベントを削ってしまうと、もしかしたらゲストの期待を裏切ることになってしまうかもしれません。
実のところ、結婚式が終わった後に、ゲストから「お色直しを楽しみにしていた」という話を聞くこともよくあります。そうした話を聞いたときに、せっかくならお色直しをしておけば良かったと後悔する花嫁も多くいるようです。
このように、単に節約したいという意図だけでお色直しをやめてしまうのは後悔の元になります。お色直しをしない明確な理由があれば別ですが、節約するかどうかは、まず自分の気持ちをじっくり考えてから検討するようにしましょう。
衣裳のランクアップ
結婚式を盛り上げるために、衣裳のランクは重要な項目のひとつです。もちろん、節約のためにランクを下げることもひとつの手でしょう。しかし、後になって悔しい思いをしたくないなら、多少値段は張っても気に入った衣裳を着ることが大切です。
結婚式の衣裳代は、そもそも式場のプラン内に入っている場合が多いです。ただ、プラン内の衣裳が、必ずしも気に入るとは限りません。
しかも、プラン外の豪華なドレスはオプション料金がかかることも多く、気に入ったドレスがあってもつい気が引けてしまう花嫁も少なくありません。
ですが、ある花嫁は節約のためプラン内からドレスを選んだものの、結婚式の写真を見ると、オプション料金がかかるためにあきらめたほうのドレスを思い出してしまい後悔することがあるそうです。
結婚式では、本当に気に入ったドレスに出会うこと自体が珍しいことです。それだけに、もし心から着てみたいというドレスを見つけたら、オプション料金を払ってランクアップしてでも気に入ったドレスを着ることが後悔しない道だといえます。
ヘアメイクリハーサル
ヘアメイクにそこまでこだわりのない人は、事前のヘアメイクリハーサルを省略するということもあります。ヘアメイクリハーサルはプラン内のこともありますが、別料金がかかる場合もあるので、省略することで費用の節約はできるでしょう。
ただ、事前のリハーサルをせずに当日ヘアメイクをすると、イメージとは異なる仕上がりになってしまうことも珍しくありません。
さらに、結婚式のヘアメイクは、写真映えを意識して普段より派手な様子になる場合が多いのも特徴です。当日は時間的な余裕がなく、やり直しもできないため、思ったのと違う仕上がりのまま本番に臨まなければいけないこともあります。
そんなことになれば、後日あらためて写真を見たとき、「もっとしっかりリハーサルをしておけば良かった」と後悔する羽目になってしまうでしょう。ヘアメイクに関する後悔はとても多いので、一度は必ずリハーサルしておくことが大切です。
ビデオ撮影の依頼
結婚式のビデオ撮影は、プロに依頼すると高額になるため、そもそも撮影を頼まない人も少なくありません。しかし、当日の素敵な結婚式の記録が手元にないことは、結婚式の思い出を懐かしむ材料が少ないということを意味します。結婚式で後悔する人の中には、そのことを特に悔やんでいる場合も多いです。
たとえば、上司が感動的なスピーチをしてくれた、友達が余興でとても完成度の高いダンスを披露してくれた、新郎謝辞でサプライズプロポーズをしてもらったなどの内容は、写真だけでは収まらない思い出深いシーンです。
素敵な結婚式だったからこそ、なぜ映像に残しておかなかったのだろうと後悔するのはもったいないと思いませんか。結婚式は何度も見返すものではないかもしれませんが、友人たちが一堂に会するとても貴重な機会でもあります。
かけがえのない瞬間がたくさんあるものですから、後悔しないためにもしっかり映像に残しておくことをおすすめします。
持ち込み料
着たいドレスが式場プラン内になかったり、前からお願いしたいカメラマンやヘアメイクがいたりした場合、外部から「持ち込み」をするというケースも考えられます。このようにプランにないものを外部から持ち込む場合、別途料金が発生することが一般的です。
式場によってはかなり高額の持ち込み料が発生することもあるため、それがネックとなって希望を断念して後悔するというケースも良くあります。
たとえば、プラン内で選んだドレスを着て、カメラマンやヘアメイクも式場手配にしたが、実はお願いしたい人がほかにいたというケースです。持ち込みに関して後悔しないためには、まず式場を決める段階で持ち込みできるかどうか、持ち込み料はいくらかかるかなどをきちんと確認することが肝心です。
また、どうしても料金が高くて持ち込みをあきらめる際も、後になって悔やまないかしっかり考えることも必要でしょう。
