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婚約指輪を身につけたい!いつつけるとベストなのかを徹底解説!

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シンプルなデザインの結婚指輪とは違い、婚約指輪は華やかで存在感が大きいアイテムです。ゴージャスで目をひくデザインのものも多く、どのようなシーンでも身につけられるとは限りません。受け取ったもののつけるタイミングが分からないという人や、結婚後は一度も身につけていないという人もいるでしょう。そこで、婚約指輪をいつつけるか迷っている人のために、ベストなタイミングを紹介します。

 

婚約指輪をつけ始めるタイミング


婚約指輪とは、受け取ってから婚約期間中に身につけるものと認識している人が多いでしょう。婚約期間とは、結婚が決まってから入籍するまでの期間を指します。
ただし、いつから着け始めて、いつ頃外すのかというタイミングに厳密なルールはありません。仮に、婚約指輪をもらったのが正式な婚約前だったとしても、もらったときからつけ始めて問題ないでしょう。
そもそも、婚約指輪を渡す文化が浸透し始めたのは、1980年代頃です。当時の婚約指輪はあくまで婚約記念品の1つで、婚約期間中だけ身につけ、結納の際に交換するものとして扱われていました。
しかし、時代と共に結婚式のスタイルが変化し、婚約指輪の捉え方も変わっていったのです。
次第に婚約指輪は、婚約期間だけ身につけるものではなく、パートナーの愛情やふたりの思い出を身にまとうことのできるジュエリーとして親しまれるようになりました。
ただし、地域によっては正式な結納の際に婚約指輪を贈るというしきたりが残っている場合もあり、その場合は結納の日から身につけるのが適切です。
そのような慣例がない地域であれば、結納前から婚約指輪を身につけ、結納時にお披露目するという形でも問題ありません。
お披露目の際は「婚約記念品として婚約指輪を贈っていただきました。既に身につけていますが、改めてお披露目させてください」などの口上を添えると良いでしょう。
なお、一般的には婚約指輪も結婚指輪と同じように、左手の薬指につけます。
中には、結婚指輪は左手につけて、婚約指輪は右手につけるというように分けている人もいますが、厳密なルールはありません。しかし、余程の理由がない限り、左手の薬指につけるのが世界共通の認識です。

 

結婚式では婚約指輪をつける?


結婚式の際に、婚約指輪をつけるべきか迷う人もいるでしょう。一般的に、結婚式で婚約指輪をつけるかは本人次第で、制限はありません。
2017年にマイナビウェディングが行った調査によると、既婚者のうち59%が結婚式当日に婚約指輪を着用しています。
さらに、婚約指輪をつけて結婚式を挙げた人のうち、約70%が式の最初から最後まで着用していたとの回答でした。
披露宴から着用した人や、挙式のときだけつけたという人もいます。お色直しのタイミングで着用した人や、二次会のときだけつけていたという人も見られました。
婚約指輪を身につけて結婚式に臨むのであれば、エンゲージカバーという儀式を行うのも良いでしょう。
エンゲージカバーとは、結婚指輪を交換した後に、新郎から新婦へ改めて婚約指輪を贈り、結婚指輪に重ねづけするというものです。
結婚指輪と婚約指輪を重ねることで、ふたりの幸せが逃げないように蓋をするという意味が込められています。
結婚指輪と重ね付けできるデザインの婚約指輪をオーダーできるショップも多くなっています。ただし、結婚指輪を交換する際は、一旦婚約指輪を外さなければならないので、本番で手間取らないよう事前にシミュレーションをしておくと安心です。
結婚式ではグローブを着脱するシーンが多く、婚約指輪のデザインによってはグローブが引っかかってしまうこともあります。
特に、立て爪があるタイプの指輪は注意が必要です。フィンガーレスタイプのグローブなら、指輪交換の際も外す必要がなく、スムーズにつけることができます。
楽なだけではなく、ウェディングネイルも映えるデザインです。ロング丈やショート丈のグローブをつける際は、指輪交換のときに困らないよう、事前に外し方のコツをチェックしておきましょう。
まずはグローブを外す前に、深呼吸をして気持ちを落ち着けます。左手を胸の前まで持ち上げ、手のひらを自分の体へ向けましょう。
指先を揃えたまま、グローブの先を親指と人差し指で挟み、3センチ程引き上げます。
このとき、グローブをつまむのではなく、しっかりと挟むのがポイントです。外しやすくなるだけではなく、所作もエレガントに見えます。
ロング丈のグローブは、あらかじめ半分程度の長さまで折っておくと、スムーズに外しやすいです。ある程度手袋を緩めたら、グローブの先端を抑えたまま、手を下に引きましょう。
外したグローブは式場のスタッフかアテンダーに渡します。グローブを外し終わったら、いよいよ指輪交換です。
エンゲージカバーを行う場合も行わない場合も、一旦婚約指輪を外さなければいけません。
グローブを外すときに一緒に外すのも1つの方法ですが、スムーズに外すには事前に練習をしておいたほうが無難です。
練習の段階でどうしても指輪が引っかかってしまう場合は、右手の薬指につけたり、挙式中は外したりなどの対策をしたほう良いでしょう。

 

結婚後に婚約指輪をつけるベストタイミング


婚約指輪は期間中だけではなく、結婚後につけても問題ありません。婚約指輪は繊細な装飾が施されたものや、ゴージャスなデザインのものが多く、日常使いをしないという人も多いです。
マイナビウェディングの調査によると、既婚者のうち約50%が、結婚後は婚約指輪をほとんどつけないと答えています。
さらに、結婚後は一度もつけていないと答えた人も8%ほどいました。実に過半数が婚約指輪をしまい込んだまま、タンスのこやしにしている状態です。
しかし、約15%は毎日着けると答えており、約27%は外出時だけつけると回答しています。日頃からおしゃれのために婚約指輪を活用している人もいるのです。
婚約指輪は高価なものなので、日常的に着用するのは気が引けるという人もいるでしょう。また、婚約指輪をしたいけれど、結婚式を挙げてから時間が経っていて、いつつけるのが適切か分からないという人もいるはずです。
結婚後に婚約指輪をつけるベストタイミングとして、パートナーとデートに出かけるときやお互いの実家へ行くとき、フォーマルな場へ赴くときなどが挙げられます。
パートナーとデートをするときに身につければ、見るたびに婚約した当時の思い出がよみがえります。パートナーも指輪を大事にしてくれていることを知って、喜んでくれるでしょう。
また、お互いの両親と会ったり、実家に帰ったりするときも、婚約指輪をつける絶好のタイミングです。
パートナーと仲良くしていることや、贈られたものを大事にしているということをさりげなくアピールすることで、家族を安心させられます。
さらに、婚約指輪は、婚約時の記念品であると同時に、上質なジュエリーとしての側面もあります。大粒のダイヤモンドがあしらわれた華やかなデザインは、フォーマルなシーンにぴったりです。
特に、室内で行われるパーティーやナイトウェディングなど薄暗い会場につけて行くと、光をよく弾いてラグジュアリーな彩りを添えてくれます。
ドレスはブラックやパープルなどのダーク系のカラーや、サテン系のツヤがある生地が好相性です。
友人の結婚式やコンサート、高級なレストランでの会食など参加する際に身につければ、ゴージャスな雰囲気を演出してくれるでしょう。
そのほかにも、子どもの入園式や入学式といったおめでたい場や、ふたりの記念日やクリスマスのような特別な日に、意識して身につけるのも1つの方法です。

 

婚約指輪を外しておきたいシーンとは?


積極的に婚約指輪をつけたほうが良いタイミングもあれば、婚約指輪の着用を避けるべきシーンもあります。TPOをわきまえたうえで、不適切と思われる場面では婚約指輪を外しておきましょう。
まず、お通夜やお葬式などの弔事や法要の場で貴金属を身につけるのはマナー違反です。故人を悼む場にも関わらず、婚約指輪のようにゴージャスな装飾品をつけて行ってしまうと、浮かれているとも見られかねません。
たとえシンプルなデザインの婚約指輪であっても、着用は控えましょう。なお、弔事でも結婚指輪のように地金だけのジュエリーや、パールやオニキスなどを使用したシンプルなアクセサリーなら、身につけても問題ありません。
また、職場に婚約指輪をつけて行く際も注意が必要です。就業中は職場のルールを守らなければならないからです。
アクセサリーを禁止している職場なら、もちろん婚約指輪も身につけることはできません。たとえアクセサリーに関するルールがなくても、着用することで仕事に支障が出る場合は、外したほうが無難です。
特に、パソコンのキーボードを打ったり書類の整理をしたりなど、指先を使う作業のときは、指輪が邪魔になるだけではなく傷付けてしまうおそれもあります。
さらに、いかにも婚約指輪らしいデザインの指輪は、職場で悪目立ちしてしまう可能性が高いです。さまざまな価値観の人が集まる職場において、婚約指輪を見た全員が純粋にお祝いできるとは限らないでしょう。
中には嫌悪感を抱く人がいる可能性もあります。トラブルを避けるためにも、一度職場の様子を伺ってから判断した方が良いでしょう。
職場に限らず、料理や掃除などの家事をしているときも、婚約指輪は外したほうが安心です。
指輪についた雑菌が食材に移ってしまう可能性があるので、衛生的な面を考慮して、調理中は指輪を外しましょう。
掃除や洗濯の際も、洗剤が指輪に付着してしまうと、腐食や変質を招く可能性があります。
小さい子どもや赤ちゃんと接するときも注意が必要です。指輪のデザインによっては肌を傷つけてしまったり、着替えさせる際に布地に引っかけたりするおそれがあります。
保育園や幼稚園の送り迎えをするときや、ママ友と会うときはつけない方が安全です。

 

日常的に使いやすい婚約指輪の選び方


結婚後も日常的に婚約指輪を身につけたい場合は、デザインの選び方が重要です。
婚約指輪といえば、立て爪のソリティアリングが定番ですが、身につけると爪やダイヤモンドの出っ張りが引っかかってしまうことがあります。
ダイヤモンドをセットする台座が低く、衣服や家具などに引っかかりにくいデザインなら、安心して日常使いが可能です。ただし、結婚指輪と重ね付けする場合は、台座が少し高めのデザインのほうが映えるでしょう。
ショップやメーカーによっては婚約指輪と結婚指輪のセットリングも取り扱っているため、問題なく組み合わせることができます。しかし、セットリングではない場合は、実際に重ねづけをしてバランスを確認したほうが安心です。
さらに、婚約指輪のデザインが、普段のファッションになじんでいるかもチェックしましょう。シンプルなデザインなら、どのようなファッションにも合わせられるとは限りません。
日頃から華やかなファッションだったり、カジュアルな装いを好んでいたりする場合、シンプルなデザインだとかえってなじまないこともあります。
素材がファッションや肌の色に合っているかどうかも慎重に判断しましょう。
婚約指輪の代表的な素材は、プラチナやゴールド、イエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドです。素材によって色や硬さだけではなく、含まれる成分や変質のしにくさが異なります。
プラチナは変質しにくく、汗や温泉に触れても変色する心配がほとんどありません。
ゴールドもプラチナと同じく変質や変色が起こりにくい素材ですが、プラチナよりも生産量が多く、比較的手が届きやすいのが特徴です。
イエローゴールドはゴールドよりも黄色みが強調されており、プラチナと同等かそれ以上の硬度を誇ります。
ホワイトゴールドはプラチナと似た色合いの素材ですが、プラチナよりも硬いうえに、比重が軽くつけやすいです。
ピンクゴールドはゴールドに銅を混ぜた素材で、その名の通り赤みがかった色合いをしています。温泉や入浴剤の成分と反応して変色するおそれがあるので、入浴時は外さなければいけません。
他にも、金属アレルギーを起こしにくいチタンやジルコニウム、ステンレスなどの素材が使われることもあります。
素材を決めるときは、先入観から決めつけず、普段からよく身につけているアクセサリーに似た色の素材を選ぶなど、柔軟に考えましょう。
また、デザインだけではなく、着け心地にも注目しなければいけません。内甲丸という、リングの角を丸くする加工が施されているリングなら、指への圧迫感が少ないです。
しかし、着け心地が良いと感じるかは人それぞれなので、実際に試着をして、ストレスを感じにくいものを選びましょう。

 

婚約指輪をつけて素敵な女性になろう!


ふたりの誓いや愛情を象徴する婚約指輪は、身につける女性をより魅力的に見せてくれるジュエリーといえます。
婚約期間を過ぎたからといって、しまい込んだままにしてしまうのは。もったいないでしょう。
つけるタイミングを見計らえば、婚約指輪は結婚後もファッションアイテムとして活躍します。特別な日や華を添えたいシーンに活用していきましょう。