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結婚式の見積もりこれでいいの?相場と確認ポイントを紹介

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結婚式の見積もりで確認すべきポイント


実際に見積書を手にしたとき、どのように見ていけば良いのかというコツを把握しておくと、結果的に見積額を抑えることにつながる可能性があります。ここでは、見積書の見方を項目別に解説していきます。

料理代


一般的に、初回見積もりの段階では見積金額が抑えられているケースがほとんどです。料理は一番低いランクか、もしくは平均的と捉えられやすい真ん中のランクで設定されているケースが多く見られます。
そのため、打ち合わせを行う段階で、料理代がランクアップする可能性は高いといえるでしょう。料理のランクを上げると、見積もりが大幅に上がります。
したがって、何となくランクアップを希望するのではなくて、料理の具体的な内容についてもしっかりチェックしたうえでランクアップすることがポイントです。
また、子どもをゲストとして招待する場合には、お子様用の料理があるかどうかも相談しておくことが欠かせません。この場合、お子様用の料理は何歳以上からの提供となるのかについても確認しておくと良いでしょう。
さらに、ドリンクコースの内容も、ランクによってはカクテルやワインが含まれていないなどのケースがあります。ドリンクコースでは、ゲストがいろいろな種類のアルコールを欲しがることも想定されるため、コースの具体的な内容も確認しておきましょう。

会場費


結婚式を行う会場を選ぶときには、雰囲気ばかりを優先して選んでしまいがちです。しかし、ゲストの人数も、挙式会場や披露宴会場を決める大切な要素のひとつとなります。会場の収容人数が多いと、その分費用も増加する可能性があると心得ておきましょう。
また、ゲストの人数を後から大幅に変更してしまうと、当然見積もりにも影響してきます。ゲストの人数については新郎新婦があらかじめ予想しておき、大幅な変更はできるだけ避けるようにすることがポイントです。
さらに、見積書によっては、会場費が一式という形で記載されているケースが見られます。このようなケースでは、当日の新郎新婦の控室、親族の待合スペースが費用のなかに含まれているか確認しておきましょう。
他に、披露宴では友人や会社の同僚などからの余興が行われる場合が多いです。このとき、演出でカラオケが必要となることがあります。そのため、会場側に設備と費用の確認をしておくと良いでしょう。
また、映像を流す場合はスクリーンが必要です。式場によっては、スクリーンを使用するとオプション料金が発生するケースもあるので、こちらも打ち合わせで相談しておきましょう。

装花代


装花は結婚式を華やかに見せることができるアイテムのひとつです。ただし、ボリュームや花の種類にこだわると費用が高額になってしまいます。初回の見積もりで会場側から提示された装花のランクを採用した場合、会場の規模などによってはボリュームが少なく感じる可能性もあります。
そのため、具体的にどのくらいのボリュームなのかをしっかりと確認するようにしましょう。また、ランクアップするとどのくらいの費用がかかるのかも確認しておけば、限られた費用内でも装花にこだわりを持つことができるでしょう。
さらに、ケーキ装花とは、ウェディングケーキを入刀するときのナイフの手元や、ケーキ台などに飾られている装花のことをいいます。ケーキ装花が見積もりに含まれていないケースも実際にはあるため、打ち合わせで確認しておくことが欠かせません。
ケーキ入刀は披露宴の最初のほうに行われるケースも多いことから、ゲストの注目を集める演出といえます。ケーキ装花は結婚式に必要な費用と割り切っているがゆえに、華やかな装花を施す新郎新婦も多い傾向にあります。

衣裳代


ウェディングドレスなどの衣裳に関しては、式場のレンタルを利用するか、オリジナルでオーダー、既製品の購入など、いくつかの選択肢があります。ただ、割合としてはレンタルする人が多いといわれています。
衣裳は自分で手配することもできます。しかし、会場によってはドレスの持ち込み料金がかかる場合もあるため、自分で衣装を手配することがコストダウンにつながるとは限らないといえるでしょう。
また、ドレスのなかに着用するブライダルインナーや、当日履くシューズなども用意しておかなければなりません。これらのアイテムが見積もりに含まれているかどうかも、事前に確認しておくことがポイントです。
加えて、ヘアメイクリハーサルも、会場によっては行わないケースもあります。髪型やメイクに特にこだわりがない人は、ヘアメイクリハーサルがなくてもそれほど問題ではないでしょう。
しかし、写真映えのためにメイクを濃く施され、本人に似合っていないメイクになってしまいとても後悔したという声も実際にはあります。そのため、ヘアメイクリハーサルが行われているか、また見積もりに含まれているかどうかも会場側に確認しておきましょう。

印刷物


招待状や席次表などの印刷物は、自分たちで手作りしやすいアイテムです。ただ、会場によっては持ち込み料がかかる場合があります。
印刷物については手作りすることも可能ですが、全体からするとそれほど費用がかからない割に手間がかかります。デザインや紙選び、印刷の手配などを独自に行わなければならないため、想像以上の時間がかかる恐れもあるでしょう。
しかし、デザインが得意なら、オリジナルの印刷物を作ってみると、とても良い思い出になるというメリットもあります。
また、招待状の宛名書きは、1通につき100~200円程度の筆耕料をかけてプロに書いてもらうこともできます。
ただし、この費用は自筆や印刷すればカットすることが可能なものです。とはいえ、ゲストの人数が多いと招待状の量も増えて準備が大変になることから、筆耕を依頼するケースも多く見られます。

写真・映像


写真や映像にかかる費用は、結婚式費用のなかでも高額となる傾向にあります。しかし、注文する内容やクオリティによってもかかる費用は大きく変動します。初回見積もりの段階では、どのような内容が含まれているのかを確認しておきましょう。
まず、前撮りをスタジオで行った場合は10~20万円、ロケーション撮影は20~30万円の費用がかかります。前撮りをすると費用はかかりますが、ポージングや季節感などにこだわった写真を撮影することができます。
加えて、ゲストと一緒に写った写真が欲しいなら、3~5万円で記念写真の撮影もおすすめです。スナップ写真も5~10万円が相場であるため、こちらを注文する新郎新婦も多く見られます。
また、オープニングムービーは10~20万円、プロフィールムービーは5~10万円、エンディングムービーは5~10万円の費用がかかるのが一般的です。映像については自作も可能ですが、プロに依頼するとクオリティの高い映像が完成します。
ただ、プロフィールムービーは自作する人も多く見られます。プロフィールムービーに昔の写真をたくさん使うと、披露宴も盛り上がるでしょう。
他に、記録映像を残しておくと、後日結婚式の出来事を何度も見返すことができます。記録映像は5~15万円の費用がかかりますが、思い出になると新郎新婦からも人気です。
写真や映像に関しては、撮影のカット数や映像の時間、納品形態がアルバムかデータかによっても値段の違いが見られます。写真・映像の内容で悩んだら、費用面に加えて、自分たちの結婚式をどのような形で残しておくのが良いかをしっかりと考えて選んでいきましょう。

演出・引出物・サービス料


一般的に、演出にかかる費用はやりたい内容で変動します。しかし、演出の費用を抑えたいのであれば、式場が用意している演出は注文せず、自分で手配するという方法もあります。新郎新婦が簡単なイベントを企画してみるなど、比較的費用がかからない演出を考えてみると良いでしょう。
次に、結婚式に欠かせない引出物は、何品用意するのかという点が地方ごとに異なります。そのため、最初の見積もりの段階で、会場側が何品を想定しているのかを確認しておくことがポイントです。
品数が増えると、当然その分見積金額が上がっていきます。ランクを上げなければいけないとしても会社の上司や親戚のみをランクアップし、その他のゲストの品数や品物のランクを抑えるなどして見積額を調整していくと良いでしょう。
また、披露宴などでゲストのサポートを行うスタッフの人件費として、サービス料と呼ばれる費用がかかります。一般的にサービス料は、飲食料や席料にかかるケースが多いといわれています。
ただし、会場によってはそれ以外の項目にかかってくるケースも見られるため、事前に確認しておきましょう。

会場に支払う金額以外


結婚式にまつわる費用は、会場に支払う金額以外にもさまざまなものがあります。見積書に入らない費用を想定して、結婚式にかかる費用総額を計算してみましょう。
まず、華やかな婚礼衣裳やドレスを着こなしたいなら、ブライダルエステ・ネイルにある程度の費用がかかります。次に、結婚式ではウェルカムボードやリングピローなどの小物の準備も欠かせません。
加えて、結婚式に出席してくれたゲストに対してのプチギフトや親への記念品、2次会参加者へのプチギフト、2次会のゲームなどの景品も忘れないように準備しておきましょう。また、結婚式の前には招待状の作成・印刷費、招待状の切手代もかかります。
さらに、当日の交通費や宿泊費として、2人の移動交通費、ゲストのタクシーチケット代、遠方から招待するゲストの交通宿泊費も必要です。
他に、挙式後には主賓へのお礼・お車代、司会者や受付、撮影を手伝ってくれたゲストへのお礼、写真の焼き増し代、発送費なども見積書に入らない費用です。これらをすべて用意すると意外と費用がかかるため、しっかりと計算しておきましょう。