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結婚式の値段相場はいくらぐらい?費用を削るポイントを紹介

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結婚式は一生の思い出となる大切なイベントです。思い描いていた結婚式を挙げて、忘れられない時間を過ごしたいと考えることでしょう。しかし、現実問題として考えなければいけないものにお金の問題があります。結婚式に必要となる費用は安いものではありません。そして、式後には生活もあります。そこで、事前にきちんと知っておきたい値段の相場と、費用を削るポイントについて紹介します。

 

結婚式のお値段はどのくらいかかるもの?


結婚式を挙げるなら、事前にかかる費用をしっかりと把握しておくことが大切です。そこで、結婚式にかかる総額や、式で使用する各アイテムの費用相場や費用平均を紹介します。

全体相場


結婚式にかかる費用総額の全国平均は約354.8万円、招待人数は約70.2人です。費用総額は披露宴・パーティーにかかる費用のみで、結納や二次会などの費用は含まれていません。
また、首都圏の場合だけを見ると、費用総額は平均約370.6万円、招待人数は約64.4人となっています。また、ご祝儀の相場は新郎新婦との関係や地域によっても異なってきますが、親族であれば6.5万円、上司なら3.8万円、友人は3万円です。
ただし、これらの費用相場はあくまでも目安です。かかる費用については、招待客の人数、料理のランク、演出や衣装などの内容に応じて値段は変動します。
また、キリスト教式、神前式、人前式といった挙式スタイルによっても異なってくるものです。パックプランを用意している会場がほとんどですが、プランに含まれるアイテム内容や条件は会場ごとに違っています。
このため、事前に見積りを取るなどしてしっかりと確認しておくことが大切です。

アイテム別の相場


次に、結婚式にかかる費用を具体的に見ていきましょう。ここでは、食事やドレスなど、それぞれのアイテム別にかかる費用相場を紹介します。

食事

披露宴の料理や飲料などの食事における総額費用の平均は約124.4万円となっていて、結婚式にかかる費用総額の半分ほどを占めています。
また、1人当たりの平均は約1.92万円で、多くのプランに含まれる料理がこの前後の値段設定です。これらの費用には、ウエディングケーキやウェルカムドリンク、シャンパンタワーなどの演出費用も含まれています。
披露宴の食事形態はコース料理となっていることが大半です。1万円、1万5000円、2万円といったように、金額別で用意されていることが一般的となっています。
コースごとに料理の品数と内容は決まっていますが、式場によっては1品増やしたり、一部の料理をランクアップしたりと調整することが可能です。料理にかかる金額相場は、品数や使う食材によって大きく変わります。このため、試食したうえで選ぶなど、こだわって決める人も多くなっています。
ドレス
次に、ドレスなどの衣装にかかる費用ですが、新婦の平均は約43.7万円です。ウェディングドレスとカラードレスを組み合わせるパターンが最も多くなっていますが、白無垢や色打ち掛けなどの和装も人気です。用意する衣装の数の平均は2.2着となっています。
一方、新郎の衣装にかかる費用の平均は約15.4万円です。タキシードや紋服(紋付き袴)が人気で、用意する衣装数の平均は1.6着となっています。
ムービーや写真
思い出を残すことができる写真撮影については、アルバムや写真集の作成料も含めて約21.3万円が平均費用です。当日の記念撮影や挙式・披露宴中のスナップ撮影については、プロに依頼している人がほとんどとなっています。
ただし、アルバムなどを作成する場合は、カット数を増やすごとに値段が高くなることが通常であるため、注意が必要です。また、結婚式の時間が延長してしまうと、その分、別途で撮影の延長料金が発生する場合もあります。
一方、ムービー・動画撮影の費用平均は19.6万円です。実施する人は写真ほど多くはありませんが、最近は挙式で撮影した映像や写真を動画に編集して、披露宴の最後に映像を流す演出も流行っています。
また、カメラマンを外注する場合、7〜15万円程度が相場です。ただし、会場によっては持ち込み料がかかり、別に1〜3万円ほど追加で請求される場合もあります。
披露宴では、新郎新婦の席、ゲストのテーブル、エントランスや受付など、会場装花としてさまざまな場所に花を飾ります。会場装花は費用平均が約17.8万円となっていますが、会場の広さや花の種類、ボリュームなどによって料金に大きな差が生じやすいアイテムです。
また、結婚式全体のコーディネートへのこだわりとともに、会場装花にもこだわりを持ってコーディネートする人が増えています。パックプランを利用すればだいたい料金に含まれていますが、追加料金を払えばグレードアップしてこだわりあるアレンジにすることも可能です。
一方、ブーケの費用平均は約3.2万円となっています。花嫁は手持ちブーケとブーケトス用の2種類を用意するのが一番多いパターンです。生花、造花、プリザーブドフラワーなどの花材の種類の選択によって値段は異なってきます。生花のブーケを使って挙式後に押し花やドライ加工を楽しむ人などもいます。
引出物
引出物やギフトにかかる費用平均は約34.7万円です。最近では、「贈り分け」をしている人が大半となっています。贈り分けとは、招待客によって贈る中身を変えることです。親族と友人などの間柄、目上と目下などの年齢層など、ゲストに合わせて分けることにより費用を節約することもできます。
引出物の費用はゲストが多ければその分かさみますが、人数に伴い祝儀額も大きくなります。あらかじめ祝儀額も含めた全体費用を計算したうえで、ゲストに合わせて何種類か用意するようにしましょう。
ペーパーアイテム
ペーパーアイテムを用意するには2つの方法があります。
1つが会場や外部の業者に依頼して作成する方法、もう1つが自分たちで手作りする方法です。招待状などのペーパーアイテム1部における費用平均は、招待状が377円、席札が182円、席次表が375円となっていますが、どちらの方法をとるかによってかかる金額は変わってきます。
手作りする場合には、必要となる部数や作成スケジュールを考慮しながら検討することが重要です。
また、招待状を送る際に必要となる切手代や、宛名書きを自分で行わずにプロに依頼した場合の筆耕代は、この平均には含まれないので別途想定しておくことが必要となります。