
婚姻届は、勢いだけで提出してしまうと受理されずに出直しになることも珍しくありません。本籍地の記載ミスや証人の署名漏れなど、当日窓口で慌てないためにも、事前の確認はとても大切です。この記事では、婚姻届を提出する前に必ずチェックしておきたい7つのポイントを、順番にわかりやすく解説します。まずは全体像をチェックリストで確認してから、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

① 本籍地は正しく把握できていますか?
婚姻届には新しい本籍地を記入する欄があります。「本籍地がどこか分からない」というカップルは意外と多く、事前に本籍地入りの住民票や戸籍謄本を取得して確認しておくと安心です。本籍地は住所と異なる場所を自由に選べるため、実家のままにするか、新居に近い場所にするかも話し合っておきましょう。なお、本籍地は結婚後に転籍という手続きで変更することも可能ですが、手間がかかるため、できれば婚姻届の提出前に決めておくのがおすすめです。
② 証人2名の署名・押印(押印は任意)は準備できていますか?
婚姻届には成人した証人2名の署名が必要です。押印欄はありますが、2021年9月の法改正により押印は任意となっているため、必須ではありません。両親や親しい友人にお願いするケースが多いですが、遠方に住んでいる場合は郵送でのやり取りに時間がかかることもあるため、余裕をもって依頼しておくことが大切です。証人は同じ用紙に署名する必要はなく、それぞれ別の婚姻届でも問題ありません。証人になってもらった方には、感謝の気持ちとして手紙や小さなお礼を用意するカップルも多く見られます。

③ 押印は誰の印鑑を使うか決まっていますか?
2021年以降、婚姻届への押印は任意になりましたが、記念に残したいという理由で押印するカップルも多くいます。押す場合は、それぞれが別の印鑑(同じ印鑑は不可)を使う必要がある点に注意しましょう。シャチハタなどのスタンプ印は不可とされているため、認印を用意しておくと安心です。押印しない場合でも、婚姻届の様式自体に問題はなく、受理には影響しません。
④ 提出先の役所と受付時間を確認していますか?
婚姻届は本籍地・所在地・住所地のいずれかの役所に提出できます。平日の窓口時間だけでなく、夜間・休日の時間外窓口を利用できるかどうかも事前に調べておきましょう。「〇並びの日」など記念日入籍を希望する場合は、窓口が混み合う可能性があるので、余裕をもって訪れるのがおすすめです。時間外窓口では宿直の職員が書類を預かるだけで、正式な受理確認は翌開庁日になる場合もあるため、確実に即日受理したい場合は開庁時間内の提出がおすすめです。
⑤ 必要な持ち物は揃っていますか?
婚姻届の提出には、以下のような持ち物が必要になる場合があります。役所によって異なることもあるため、事前に自治体のホームページで確認しておくと安心です。
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 印鑑(押印する場合)
- 戸籍謄本は原則不要(2024年3月の戸籍法改正により、本籍地以外の役所へ提出する場合も添付不要に)
- 国民健康保険証(加入している場合、氏名変更の手続きに必要なことも)
⑥ 婚姻届の記入内容にミスはありませんか?
氏名や生年月日の旧字体・誤字、押印の位置ずれなどは、受理できない・再提出になる代表的な原因です。提出前にふたりで声に出しながら読み合わせをする、鉛筆で下書きしてから清書するなど、ミスを防ぐ工夫をしておきましょう。書き損じに備えて、婚姻届は多めに用意しておくと安心です。婚姻届は役所の窓口以外に、自治体のホームページからダウンロードできる場合もあります。

⑦ 入籍後の手続きスケジュールを把握していますか?
婚姻届の提出はゴールではなく、新生活のスタートラインです。氏名変更にともなう銀行口座・パスポート・運転免許証の変更手続きや、勤務先への報告など、入籍後にやるべきことは意外と多くあります。提出前に大まかなスケジュールを立てておくと、その後の手続きがスムーズに進みます。特に姓が変わる場合は、クレジットカードや各種契約の名義変更も必要になるため、優先順位をつけて計画的に進めるのがおすすめです。
記念日入籍を希望する場合の注意点
誕生日や記念日、「令和〇年〇月〇日」のようなゾロ目の日に入籍したい場合、同じ考えのカップルが集中し窓口が混雑することがあります。特に大安の休日は待ち時間が長くなりやすいため、早朝や開庁直後の時間帯を狙うのがおすすめです。どうしても混雑を避けたい場合は、夜間受付を利用しつつ、後日改めて窓口で確認するという方法もあります。
婚姻届はどこで手に入る?
婚姻届の用紙は、全国どこの役所でも無料で受け取ることができます。本籍地や住所地に関係なく入手できるため、里帰り中に取得しておくことも可能です。最近では、キャラクターとコラボしたデザイン婚姻届や、写真を貼れるタイプなど、記念に残せるオリジナルデザインの婚姻届も人気を集めています。役所の正式な様式であれば、デザイン性のある婚姻届でも問題なく受理されますが、事前にサイズや記入欄の位置が通常の様式と同じか確認しておくと安心です。提出用とは別に、記念用として自宅に残しておく一枚を用意するのもおすすめです。
まとめ:焦らず確認して、気持ちよく入籍を迎えよう
婚姻届の提出は、ふたりにとって人生の大きな節目です。7つのチェックポイントを事前に確認しておくことで、当日窓口で慌てることなく、気持ちよく新しいスタートを切ることができます。入籍と結婚式、どちらを先にするか迷っている方は、あわせてスケジュールの立て方も検討してみてください。

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