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結婚式はいつスタートする?時間帯ごとのメリット&デメリット

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結婚式の日程や時間帯の調整をするときに考慮したいことのひとつは、式に参加してくれるゲストの都合です。たくさんのゲストを招待する結婚式や披露宴では、参加してもらいやすいようにゲストの都合を考えて開始時間を決めましょう。この記事では、どの時間帯がゲストから見ると嬉しいのか、結婚式の時間帯について説明します。

 

ゲストに人気の時間帯は「午後」


結婚式に出席するゲストは、結婚式のために身支度を整えたり会場まで移動したりしなければなりません。女性であれば、きれいにメイクをしたり髪のセットをしたりするのに、時間がかかりますよね。
中には、遠方から泊まりがけでやってくるゲストもいるでしょう。結婚式のために準備が必要なのは、ご新郎やご新婦だけではないのです。
ゲスト目線で見てみると、結婚式に出席しやすい人気の時間帯があります。
結婚式場によっても異なりますが、多くの場合結婚式が行われる時間帯は、午前・午後・夕方の3パターンです。そのうち、ゲストに人気の時間帯は以下の順となっています。
1.午後
2.午前
3.夕方
もっとも人気が高いのは、午後に行われる結婚式です。
午後の場合、挙式が14時から、披露宴が15時からなどがよくあるパターンです。午前中にゆっくり身支度を整えることができるので、余裕を持って到着できる時間帯がゲストに喜ばれていることがわかりますよね。
結婚式のために朝早くから起きる必要はなく、午前中に美容院へ行ってヘアセットをしてもらうこともできます。また、午後に式が行われる場合は、披露宴が終わると夕方になっています。
夜からのパーティーを始めるにはぴったりの時間帯なので、二次会への移行もスムーズにできるでしょう。二次会に参加せずに披露宴までで帰る人も、早めに帰宅できます。遠方からのゲストも、当日のうちに帰宅しやすいでしょう。
一方、午後からの結婚式にもデメリットはあります。
午後からの式では、披露宴が始まるのは15時ころのため、半端な時間に食事をすることになってしまいます。時間帯のせいでゲストが満足に食事できなかったとしたら、がっかりしてしまいますよね。
別のデメリットは、二次会が終わる時間には遅くなっていることです。遠方からのゲストは、途中で帰宅しなければならないケースもあるかもしれません。

 

午前スタートは披露宴がちょうどお昼どき


午前にスタートする結婚式の場合、挙式は10時頃に始まることが多く、披露宴は11時からなどです。
一般的に、縁起のよいことは明るいうちにするとよいといわれているので、おめでたい結婚式を開くにはぴったりの時間帯です。披露宴は昼食の時間に重なり、婚礼料理が提供されるのはちょうどお昼時になっています。
ゲストが空腹になってきたタイミングで食事を食べてもらえるので、食事の時間も存分に楽しんでもらえるでしょう。
午前スタートなら、披露宴も早い時間に終わるため、ゲストはその後自由に行動できます。ドレスアップした格好を楽しみたいならおしゃれなお店に行ってみる、遠方から来たゲストならついでに観光を楽しむなど、それぞれの予定を立てることができます。
結婚式が日曜日であれば翌日は仕事の人が多いので、早い時間にお開きになれば、早めに帰宅できてありがたいと感じる人も多いでしょう。
デメリットは、身支度や移動のために朝早くから行動しなければならないことです。
仕事などで前日が遅ければ、特に早起きがつらく感じることもあるでしょう。美容院で着付けやヘアセットなどをしてもらう場合も、午前の式に間に合わせようと思うと早起きが必要ですよね。
美容院によっては、早朝特別料金など割増価格が発生することさえあります。遠方からのゲストは、始発を利用するなどかなり早い時間から移動を始めなければならないでしょう。前日のうちに移動して、宿泊が必要になることもあります。
披露宴が終わるのは、だいたい昼の1時や2時頃です。その後にすぐ二次会が始まるケースもありますが、夕方から始まるケースもあります。夕方から始まるのであれば、ゲストの待ち時間が長くなってしまいます。
会場やその周辺に時間をつぶせるような場所があれば事前に伝えておくと、ゲストは退屈せずに過ごすことができるでしょう。

 

夕方スタートは平日挙式のカップルにおすすめ


夕方から始まる結婚式の場合、多いのは挙式が18時からで披露宴が19時からなどです。
だんだん暗くなってくる時間帯のため、それを利用して夕方や夜ならではの結婚式ができることもあります。
たとえば、夕日をバックにした挙式や、夜景を見ながらの披露宴などです。赤や黄色、オレンジ、ブルーなど、刻々と移り変わる夕暮れ時の空の色をバックに挙式ができたら、とてもロマンチックですよね。
時間とともに背景の色が変わるので、さまざまな雰囲気の写真を残すことができ、後から見返しても楽しいでしょう。
夜景がきれいな場所で披露宴をすると、ゲストにも豪華な雰囲気を楽しんでもらえます。
ナイトクルーズをして華やかな船上パーティーを開くこともできます。花火やキャンドルなどを使って、夜ならではの演出をすることもできますよ。非日常感のあるムーディーな雰囲気を楽しみたいなら、ナイトウェディングはぴったりです。
平日に挙式をする場合は、夕方から行われる結婚式のほうがゲストの多くは参加しやすいかもしれません。仕事のある人もいつも通り出勤して、仕事の終わりに参加できます。
午前や午後に比べて、式場の費用が安くなるケースも多いでしょう。同じ式場でも、日付や時間帯によって費用は大きく変わります。ロマンチックな演出ができるのに、安く済ませることができたらありがたいですよね。
式場の費用をおさえられた分、ウェディングドレスやブーケなどに予算を回せるかもしれません。会場のコーディネートにキャンドルを取り入れて装花を減らすという、夜ならではの節約方法もあります。
夜の結婚式で気を配りたいのは、ゲストの帰宅時間や帰宅方法です。ゲストの中に小さなこどもや年配の人が多いなら、あまり遅い時間にならないように気をつける必要があります。
ゲストが無事に帰宅できるように、交通機関や宿泊施設などを配慮しましょう。
披露宴が終わる時間帯にもよりますが、遅くなってしまうなら乗り合わせのバスやタクシーなどを利用できるように予約しておきます。遠方のゲストには、宿泊施設の手配が必要かもしれません。
夕方に結婚式を行うと、披露宴が終わるころには夜になっているので、二次会を開くことができません。二次会にこだわりがあるなら、早い時間から始まる結婚式のほうがよいでしょう。
二次会だけ呼ぼうとしていたゲストがいるなら、披露宴に来てもらうことになります。どうしても二次会を行いたいなら、披露宴と二次会を組み合わせて1.5次会のような形式をとることもできます。

 

時間帯はゲストの顔ぶれや式のスタイルに応じて


年配の親族やゲストがいる場合は、午前中や午後に始まる結婚式が好まれやすいということを覚えておきましょう。
早めに始まれば帰宅も早いうちにできるので、体力の限られた人にもそれほど負担となることはありません。年配の人は縁起がよいかどうかを気にする人も多いので、明るい時間に祝いごとができるという点でも好まれます。
とはいえ、ナイトウェディングのロマンチックな雰囲気も魅力ですよね。若い人や近隣に住んでいるゲストが多いなら、夜の結婚式でもあまりデメリットがないケースもあるでしょう。
結婚式をどの時間帯に行ったらよいかは、ゲストの顔ぶれや式のスタイルなどによって異なります。さまざまな要素を考慮して、ゲストが参加しやすく自分たちの行いたい結婚式にふさわしい時間帯はいつかを、じっくり検討しましょう。