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自己負担額はどれくらい?知っておきたい結婚式の費用

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これから結婚を考えている人は、式にかかる費用が気になるのではないでしょうか。結婚式の平均額は「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」によると、挙式、披露宴・披露パーティーをあわせた総額で357.5万円という結果になりました。そこで注目したいのが自己負担額です。今回は、結婚式の自己負担額はだいたいどのくらいになるかを解説していきます。

 

平均143.2万円!?自己負担額ゼロの人も


結婚式費用の総額である357.5万円という数字は、多くの人にとってはかなりの金額だと感じるのではないでしょうか。特に若い世代のカップルは、ポンと簡単に出せる金額ではありませんよね。
ご新郎ご新婦にとっては結婚式がゴールではなく、結婚式の後には新生活が待っています。そのため、できるだけ自己負担額を減らしたいのが多くの人の本音でしょう。
ちなみに、2012年の同調査機関の調べによると、平均額は343.8万円だったようです。2018年の金額と比較すると、近年の結婚式の費用は高額になりつつあるといえます。つまり、結婚式に費用を惜しまないという風潮があると推測できますね。
しかし、結婚式にかかる費用はすべてご新郎ご新婦が自己負担するわけではありません。親御様からの援助やご祝儀などで、自己負担額は結婚式の総額よりも低いのが一般的です。
自己負担額の平均を知れば新生活にかけられるお金を逆算できるので、ぜひ知識として知っておきましょう。
ブライダル総研が出した「結婚トレンド調査2018」によると、自己負担額は平均で142.8万円となっています。
2018年の結婚式にかかった費用の総額が357.5万円だったことを考えると、自己負担額は総費用の半分以下であることがわかりますね。これならば払えると思った人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、この数字はあくまで平均額なので、すべての人が100万円以上を結婚式のために負担するわけではありません。実は、持ち出し費用は一切なかったという人も1割以上もいるのです。
結婚式にかかる費用はどのような結婚式にするかによって大きく異なるものの、お金の自己負担がないというのは、かなりありがたいことなのではないでしょうか。
ただし、きちんと計画を立てておかないと自己負担額を低く抑えることは難しいので、結婚式の計画は綿密に練る必要があります。

 

把握しておけば慌てない!自己負担額の予想


結婚式にかかる費用はプロデューサーなどが明確に示してくれるため、把握することはそれほど難しくありませんよね。問題はご祝儀がどれくらいもらえるか、親族からの援助があるかということです。
自己負担額の予想は、「自己負担額=結婚式費用−(ご祝儀の総額+親御様や親族からの援助額)」で立てることができます。
たとえば、結婚式の費用が350万円でご祝儀が230万円、親族からの援助が100万円あった場合、自己負担額は20万円で済む計算となります。
ここで気になるのは、親族は援助してくれるのかということなのではないでしょうか。
統計によると、家族や親戚からの援助があったという人は、全体の7割に上ります。結構多くの人が結婚式の援助を受けていることがわかります。親族のほうでも、晴れ舞台にはできるだけサポートしたいという心理が働くのかもしれません。
ただし、この結果は裏を返せば3割の人は援助を受けなかったと回答しているため、必ず援助してもらえるとは限らないことに注意しましょう。はじめから援助を期待して結婚式のプランを立てるのではなく、あらかじめ親族に相談することをおすすめします。
続いて、ご祝儀はどのくらいもらえるのか予想を立ててみましょう。
ご祝儀の相場は、友人や知人、会社関係、恩師、いとこなどで3万円、親族なら5万円というケースが多くあります。
ご祝儀の総額はゲストの人数によって異なるため、誰を呼ぶかをまず決める必要があります。ここで注目しておきたいのが、結婚式の規模とご祝儀の関係です。
結婚式の費用と自己負担額を極力抑えたいあまり結婚式の規模を縮小するのは、実は良い選択肢ではありません。むしろ、ゲストの人数が多く規模の大きな結婚式ほど、自己負担額は少なくなる可能性が高いのです。
結婚式の規模が大きくなると、会場が広くなったり当日働くスタッフの数が多くなったりして、結婚式にかかる費用もまた大きくなりますよね。
しかし、ゲストの数が増えたからといって、カメラマンを増やす必要はありませんし、お色直しの回数も増えません。つまり、ゲストの人数によって、結婚式に付随するオプションにはそれほど大きな変化は起こらないのです。
ゲストが多くなると料理や引出物の数は増えるものの、それらの金額がご祝儀の相場を下回るなら、ゲストが多いほうが自己負担を減らすことにつながります。

 

結婚式の費用を考えるときの心構えとは


結婚式の費用を考える上での心構えとして、いくつか意識したいものがあります。
まず、ご祝儀に頼りすぎないようにすることが大切です。ご祝儀ありきで豪華な結婚式を計画してしまうと、思うような参加人数がない場合にはかなりの金額の持ち出しをせざるをえなくなる危険があります。
また、すでに述べたご祝儀の相場はあくまで相場のため、人によってはそれ以下の金額を包む可能性もあるでしょう。
親族からの援助は、どのくらいの額になるかは基本的に不明ですよね。援助をするという確約を取り付けたとしても、金額が不明ならあまり大きな期待をすることは避けたほうが無難です。
思った額の援助がなくて親族と仲が悪くなるようなことにならないようにすることが大切です。はじめから人を頼りにする態度を取られれば、頼まれた側は不快に感じることも多いでしょう。
自分が頼まれる側の気持ちとなって援助をお願いすることを忘れないようにしましょう。
自己負担金額を減らそうとして、結婚式自体のクオリティを下げることもしないように心がけることも重要です。
結婚式はご新郎ご新婦だけではなく、ゲストの皆様の思い出になるものですよね。おもてなしの心を大切にして、ゲストに満足してもらえるような結婚式を目指すことが大切です。
ただし、格式張った結婚式にしないことで結婚式の費用を抑えることなどは可能です。
たとえば、ホテルの式場ではなくおしゃれなレストランを貸しきるなどすれば、式場やスタッフの人件費などを上手に節約できます。そのうえ、会場がホテルではないからといって決して結婚式のクオリティが悪くなるわけではないので、一挙両得ともいえますね。
このように、結婚式に関しては柔軟な考えを持つことが大切となります。結婚式の形はカップルの考え方によってそれぞれであり、「こうでなければならない」というルールはありません。
さまざまな結婚式の事例や会場を参照し、自分たちにピッタリの個性的な結婚式のあり方を見つけると良いでしょう。

 

要チェック!会場によって異なる支払いタイミング


結婚式費用の支払いのタイミングは、会場によって異なります。
楽婚なら、披露宴の当日にいただいたご祝儀で精算が可能なので、自己資金にあまり余裕がない人でも安心して利用できます。
もしも結婚式の費用に不安があるなら、支払いのタイミングを選べる会場を選んでみるのも良いのではないでしょうか。
結婚式には少なからず費用がかかるため、式自体を挙げないカップルもいます。もちろん、役所に届出をするだけでも夫婦になることはできますが、多くの人に祝福されて歩み出す新しい人生の第一歩は、かけがえのない経験となるに違いありません。
一生に一度の思い出に残る結婚式を挙げて、新しい人生のスタートを大切な人と一緒に歩み出していきましょう。