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結婚式に出席できないときは祝電でメッセージを!送り方と選び方

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結婚式に招待されても、どうしても都合がつかずに出席できないこともあります。そんなときは、お祝いの気持ちを伝えるために祝電でメッセージを送ってみましょう。祝電を上手に利用すれば、直接会えなくても心からの「おめでとう」の気持ちを伝えられます。この記事では、祝電の送り方や選び方、祝電を送る際のマナーについて解説します。

 

祝電を手配する場所と適切なタイミング


これまで祝電を一度も送ったことがなければ、どこで祝電を手配したらよいのかわからないかもしれません。祝電はさまざまな会社が扱っていて、インターネットで検索をかければ簡単に探せます。
「祝電」「結婚式電報」などのキーワードで検索してみると、いろいろなサイトを見つけることができます。「
ぬいぐるみやプリザーブドフラワーがセットになった華やかな祝電を豊富に扱っている」「シンプルな電報がメイン」「最短即日で配達できる」など、各サイトの特徴はさまざまです。
結婚式場のウェルカムスペースやフォトスペースの飾りともなる、ポップで豪華なバルーン電報などを取り扱っているところもあります。
ぬいぐるみやプリザーブドフラワー、バルーンなどの電報を選べば、お祝いの気持ちを伝えると同時に、ご新郎ご新婦へのプレゼントとすることもできます。
電報を扱っている会社の特徴をよく比較して、お祝いの気持ちを伝えるのにぜひ利用したいと思うものを選んでみましょう。
祝電を送るタイミングは、できるだけ早いほうがよいとされています。交通渋滞や悪天候などの理由で、届くのが遅れるようなことがないようにするためです。
会場の場所や式の時間を間違えて申し込んでしまうこともあるかもしれません。結婚式にきちんと間に合うように、遅くとも2〜3日前には手配しておくと安心です。しかし、祝電は当日でも受け付けてくれるところも多くあります。
午前中の申し込みで当日配達可能というように、申し込んだその日に届けてもらえるのです。結婚式の直前に祝電を送ることになったのなら、便利な当日配達サービスを利用するのがおすすめです。

 

祝電を送る基本的な手順と事前準備


祝電を送る際には、まず利用したいサイトの商品ページから、送る電報の種類を選びます。電報の種類は会社によってさまざまですが、バルーン電報や刺繍電報、アートフラワー電報、ぬいぐるみ電報などの中から選べます。
好きな電報を選んだら、送り先や届ける日時を入力しましょう。住所、氏名、会場名、電話番号などの送り先の情報はよく確認し、間違いがないよう正確に入力します。
次に、送り主の情報とメッセージを入力します。送り主の情報として、氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどの情報が必要です。
ここまで入力できたら内容確認画面に進み、入力した内容に間違いがないかどうかしっかり確かめます。最後に支払い情報入力画面へと進み、クレジットカード情報を入力して決済をすれば、申し込みは完了です。
ここで紹介したのは、祝電を送る際の基本的な手順です。細かい入力方法や申し込みの流れなどは、祝電を送る会社によって異なります。
利用するサイトの申し込みガイドラインに沿って、電報を選択して必要事項を順に入力していきましょう。どの会社を選ぶにしても、事前によく確認しておきたいのは送り先の情報です。
結婚式場の正確な会場名や住所、式の時間などを間違いがないように、しっかり確認しておく必要があります。また、祝電を送る流れの中で一番時間がかかるのが、メッセージの入力です。
どんなメッセージを送ろうかと考えながら入力していると時間がかかって、なかなか申し込みが完了しないということもあるかもしれません。前もってメッセージを決めておくと、申し込みをスムーズに進めることができるでしょう。

 

送るときは新郎新婦の名前を入れる


祝電に、ご新郎ご新婦の名前をどのように入れたらよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。たとえば、ご新婦の名前は旧姓にするのと結婚後の新しい苗字にするのとどちらがよいのか迷ってしまうことがあります。
これまでなじみがあるのは旧姓ですが、これから結婚するというときに旧姓を持ち出してもよいのか、と考えてしまうかもしれませんね。
ご新郎またはご新婦のどちらか片方だけを知っている場合、知っているほうの名前だけを入れても失礼に当たらないかと考えることもあります。
ご新婦の苗字を祝電に入れる場合は、これまで通りの旧姓を使っても構いません。ただし、パパママ婚など、入籍して数年経ってから結婚式を挙げるようなケースは別です。
その場合はご新婦の苗字として旧姓を使うのではなく、結婚後の苗字を使うようにします。入籍後ある程度の時間が経っているなら、新しい苗字のほうが違和感はなく、自然に受け入れてもらえるからです。
ご新郎またはご新婦のどちらか片方のみを知っているときは、自分が知っているほうの名前だけを入れて送ることもできます。
しかし、できるだけ両方の名前を入れたほうが相手に喜んでもらえます。おふたりに宛ててお祝いの気持ちを送ることで、「祝福され歓迎されている」ということがそれぞれに伝わり、いっそう喜んでもらえるでしょう。
メッセージの中におふたりそれぞれの名前を入れる場合は、苗字を省略することもできます。「〇〇さん」などと下の名前だけを使っても、失礼にはなりません。
このように、祝電は名前一つを取ってみても考慮する点がたくさんあります。失礼がないように内容に十分気を遣い、特に名前には間違いがないかどうかをよく確かめましょう。

 

祝電の文面は失礼のないように注意


そもそも祝電とは、結婚や出産、入学などのおめでたいシチュエーションで、相手を祝福するためにお祝いのメッセージを送るものです。そのため、失礼に当たる文面や、相手を困らせてしまうような文面は避けなければなりません。
結婚を祝う祝電でマナーとして避けたいのは、失礼に当たる「忌み言葉」と「重ね言葉」です。忌み言葉とは、縁起がよくない言葉や不幸を連想させる言葉のことです。
たとえば、「別れ」や「切れる」「冷える」などは、夫婦が疎遠になってしまうことや離婚を連想させます。
「死ぬ」「泣く」「倒れる」なども不吉な言葉で、不幸な結末やよくない将来を感じさせます。「絶える」「弱る」「散る」なども同様です。これらはすべて忌み言葉に当たるので、祝電で使用するのは避けましょう。
もう一つの重ね言葉とは、「たびたび」「重ね重ね」「またまた」など、同じ語を繰り返す言葉です。
「くれぐれ」「わざわざ」「しばしば」なども重ね言葉です。重ね言葉を耳にしても、忌み言葉ほどの不快感はありません。
しかし、同じ語を繰り返すことは、結婚のお祝いをするメッセージとしては失礼になります。繰り返すことを連想させる言葉は、「一度きり」をお祝いする結婚の場にはそぐわないからです。
これ以外にも、ご新郎ご新婦にとって触れられたくないと思えることは、メッセージの中に含めないようにします。
たとえば、どちらかが再婚する場合でも、それにはあえて触れないようにしましょう。以前につき合っていた人のことなど、過去の嫌な出来事は書かないのがマナーです。

 

新郎新婦が喜ぶような祝電を送ろう


祝電は、ぬいぐるみやプリザーブドフラワー、フォトフレーム型など種類が豊富で、選ぶだけでも楽しいものです。
豪華なものやおしゃれなものもたくさんあるので、式場に華を添えるようなものや、持っていて記念になるようなものを選んでみることもできます。
相手のことを考えながらじっくりと心からのお祝いのメッセージを作成して、ご新郎ご新婦に喜んでもらえる祝電を送りましょう。