ホーム 準備 -prepare- 結婚式の始まりを素敵に演出...

結婚式の始まりを素敵に演出する!乾杯で流す曲の選び方とは?

10393
0
シェア

結婚式において、効果的に音楽を使用することは重要です。とりわけ乾杯は、披露宴がスタートする合図となる大切なものです。そのときに最高の曲を選ぶことで乾杯がさらに素敵なシーンとなり、結婚式が思い出深いものとして記憶に残るでしょう。この記事では、結婚式の乾杯で流す曲の選び方とおすすめの曲について紹介していきます。

 

結婚式での乾杯は曲によって雰囲気が変わる!


乾杯はどのような場であっても、一種の盛り上がりを見せる象徴的なシーンです。
結婚式における乾杯は披露宴のスタートを意味する大切な役割を持っており、これから新しい生活をスタートさせる新郎新婦に対する祝いの意を示す行為でもあります。
また、乾杯は参加者が周りの人たちと杯を交わすことで互いを労ったり、うれしい気持ちを共有したりするのにも一役買います。
乾杯の後にはたいてい拍手が起き、披露宴が華やかにはじまっていくのです。そのため、乾杯をする際にはその雰囲気に見あう音楽をかけるのが一般的です。
披露宴は挙式とは違い、比較的ゆるやかで楽しい雰囲気で進行していくのが普通で、BGMはその際に重要な役割を果たします。
音楽は人の感情に働きかける力を持っており、選曲次第では楽しい雰囲気にもなりますし、盛大な印象を与えることもできます。
つまり、BGMはその場の雰囲気を演出するうえで大きな意味を持つため、どのような曲を流すかはよく考える必要があるのです。
披露宴を撮った映像のなかにも、BGMは記録されます。映像は一生残る記念なので、何年経ってから聴いても色褪せない名曲を選ぶと良いでしょう。
曲に対してどのような雰囲気を受け取るか、感性は人それぞれではあります。しかし、多くの人が「この曲ならこのイメージ」といった感覚を持っているのも事実です。
リズムやテンポが違っても曲の雰囲気は変わりますし、高音が多いか低音が多いかでも得られる印象は異なります。
さらに、同じ曲であっても演奏する楽器が異なれば人々が受けるイメージも変わるでしょう。厳密にいえば、誰が演奏するかによっても曲の雰囲気はガラリと変化します。
このように、ほんの少し演出にこだわるだけで、ずいぶんとおもむきが異なるものになるのが音楽の興味深い点です。
前述のように、乾杯はスタートの合図ですので、スタートでしっかりと印象付けを行うことができれば、その後の披露宴の雰囲気も自然と決まっていくでしょう。
こういった理由で、披露宴にはさまざまなシーンでBGMが流されるものの、とりわけ乾杯の曲はしっかり選ぶことが大切なのです。
披露宴のコンセプトを参加者に知らせるためにも、もっとも効果的なものを選ぶよう心がけましょう。

 

曲の選び方1:演出したい雰囲気に合わせる


結婚式の乾杯で流す曲の選び方として重要なのは、もちろん演出したい雰囲気にあわせることです。しかし、新郎新婦ふたりの間で、希望する結婚式のイメージが異なる場合もあるかもしれません。
たとえば、楽しく賑やかな披露宴にしたい人もいれば、穏やかにゆっくり過ごすイメージを持っている人もいるでしょう。また、好みの音楽のジャンルが異なることも珍しくありません。
このように、新郎新婦で目指す結婚式の形が異なったり、趣味嗜好が一緒ではなかったりした場合、自分のイメージする雰囲気に寄せようとするのではなく、別のものからインスピレーションを得ることも考慮に入れましょう。
たとえば、参列しているゲストの性格や年齢層にあわせて、選曲を工夫することもできます。
若いカップルでゲストに友人知人が多い場合、必然的に参加者の年齢層は低くなります。この場合、同時代の人に共感される可能性が高いBGMを選ぶことで、結婚式の雰囲気にあう選曲が叶います。
一方、会社や取引先の関係者が多い式では、比較的ゲストの年齢層が高く、落ち着いた雰囲気になることが予想されます。その場合は穏やかな曲調のものを選ぶのが賢明です。
また、式場の持つ印象も音楽を選ぶ際の参考になるでしょう。式場にあうウェディングドレスを選ぶことはもはや一般的ですが、衣裳だけではなく、曲も会場の雰囲気によって決めることが可能です。
また、乾杯の挨拶をするゲストの雰囲気にあわせることもポイントとなります。乾杯の音頭を取る人の人選は自由であり、主賓の次に続く立場の人が選ばれる傾向にあるものの「この人でなければならない」などの決まりはありません。
乾杯前の主賓による祝辞は一般的に堅い印象があるスピーチです。乾杯もそれに次ぐ立場の人が行うと、式自体がお堅いものになってしまうことが予想できます。
そのため、友人や親族などに乾杯の挨拶をお願いすることも珍しくありません。
乾杯の挨拶をする人と曲のイメージがあえば、よりわかりやすく自分たちの披露宴の形を参加者に伝えることができます。
そうして選んだ曲を、実際の乾杯の挨拶の時には始めから終わりまで流さなければいけないということはありません。
 イントロやサビなど、部分的に使用することももちろん可能です。曲のどこから流すのかも決めておくと、式の雰囲気を正確に演出できるので安心です。

 

曲の選び方2:ポジティブなイメージの曲を選ぶ


結婚式の乾杯時に流す曲は新郎新婦の自由に任せられているものの、選び方のポイントととしては、ポジティブなイメージを与えるものを積極的に選択することが挙げられるでしょう。
どのようなジャンルの曲にしても、基本的にはポジティブなイメージを持つものが、結婚式全般には合いやすいといえます。
つまり、ポジティブな雰囲気の曲を選ぶことが大前提で、そこから新郎新婦の目指す式にあうか、あるいは乾杯の音頭をとる人の印象と合致しているかを決めるのです。
結婚式は晴れの舞台である以上、どんなに好きな曲や美しいメロディであっても、ネガティブな印象の曲はそぐわないことに留意しましょう。
曲調がポジティブであるのなら、そのほかの要素は好みにあわせて自由に選ぶことができます。
たとえば、アップテンポやミディアムテンポなどのリズムに乗りやすい曲ならば、ゲストも楽しい気分になりやすいです。
また、Jポップなどのカジュアルな曲やクラシックの定番でも、明るい雰囲気を演出できるでしょう。
さらに、邦楽だけではなく洋楽でも結婚式の乾杯にぴったりの曲がたくさんあるので、幅広い選択肢のなかから選ぶことが可能です。
その際にポイントとなるのは、洋楽でも邦楽でも、歌詞の内容にまで気を配るということです。
特に、洋楽の場合は歌詞を一度翻訳して確認しなければならず手間がかかるため、内容を気にせずに雰囲気だけで決めてしまうことがあります。
しかし、ミュージシャンがしばしばアーティストと呼ばれるように、作品である曲はアートであり、いつもわかりやすく肯定的な意味を持つものばかりではありません。
つまり、曲の雰囲気が明るくて一見披露宴にはぴったりだと思えても、歌詞や作品コンセプトが式にそぐわないことも多いのです。
アートがしばしば重いテーマで作られるように、音楽もテーマ性によっては披露宴での使用を控えたほうが良いこともあります。
そのため、面倒がらずに使用する曲は歌詞や作られた背景、コンセプトなどをひと通り調べることが重要です。

 

賑やかな雰囲気にしたい場合のおすすめ曲5選!


楽しく賑やかな雰囲気の結婚式にしたい場合、以下の5つの曲がおすすめです。
Superflyの「Hi-Five」は、力強い女性の歌声が次のステージへステップアップする人を応援する曲です。
ポップな雰囲気のなかきちん盛り上がる部分があるのが特徴で、間奏中も退屈させないリズム感が多くの人の耳に心地良いと感じられるでしょう。
こちらの曲は2008年に発売されたものですが、どこか70年代の雰囲気もあり、現代的なセンスと入り混じって独特の雰囲気をたたえているのが魅力です。
ウルフルズの「バンザイ〜好きでよかった〜」は、タイトルを見てもわかるように、ポジティブな歌詞が散りばめられているのが特徴です。
また、男性の視点から恋人に対する好意を歌っていることもあり、結婚式に使用する曲として定番となっています。
こちらは1996年にリリースされ、結婚式でよく使われる曲としてはおよそ四半世紀の歴史を持つロングラン作品です。
両親も結婚式で使用したという人もいるでしょうから、世代を超えて使えるBGMともいえます。
「What Makes You Beautiful」はOne Directionの曲で、タイトルの邦訳は「君を美しくするもの」です。
若い男性のハリのある歌声が女性の美しさを讃える内容となっており、こちらも結婚式の乾杯時に使う曲としてはぴったりです。
曲の特徴は、サビの部分が等身大の青年たちの歌声でしっかりと盛り上がる点で、青春の輝くような美しさを思わせます。
全体的なリズム感も良いため終始退屈にならず、ハッピーな雰囲気を最初から最後まで保ってくれます。とりわけ若いカップルにおすすめの曲で、曲調も歌詞も結婚式と相性抜群です。
Maroon5の「Sugar」は、祝福されるカップルのために作られたといっても過言ではない曲で、ミュージックビデオを見ても結婚式用の音楽だということがわかります。
この曲は男性による女性への愛を歌ったものですが、タイトルからイメージするような甘い感じではなく、もっとポップで心地良い軽さがあるのが特徴です。
海外の人もウェディングでこちらを使用するため、国際結婚を考えているカップルにも良い選択肢となるでしょう。
Bruno Marsが歌う「Marry You」は、世界的にも有名なウェディングソングです。
タイトル通り歌詞の内容も男性が女性に結婚したいという気持ちを告白するもので、プロポーズソングということもできるでしょう。
アップテンポでポップな調子ですが、Bruno Marsが持つ独特の歌声からは優しさと誠実さが伝わってきます。
本曲もほかの曲に負けず劣らず新たなウェディングソングとして定着しつつあり、こちらも海外で式を挙げるカップルや国際結婚などにもピッタリでしょう。

 

穏やかな雰囲気にしたい場合のおすすめ曲5選!


披露宴を穏やかな雰囲気にしたいカップルには、乾杯時に以下の5曲がおすすめです。
木村カエラが透明感ある声で歌う「Butterfly」は、曲のはじまりから結婚式にふさわしい雰囲気を持っています。
歌詞には直接的に結婚に関しての記述はないものの、そこかしこに結婚を思わせる言葉が散りばめられています。
穏やかな雰囲気でありながらも寂しすぎない華やかさがあるので、バランスの良い曲といえるでしょう。
久保田利伸の「LA・LA・LA LOVE SONG」も結婚式でよく使われる定番曲です。
こちらは歌詞自体に結婚を意味する言葉はないものの、ラブソングとして確固たる地位を確立しています。
結婚式で人気の理由は、高視聴率を誇った恋愛ドラマの主題歌として使われた経緯があるからでしょう。
久保田利伸が持つ独特の柔らかい声で歌われる本曲は世代を超えて浸透しており、多くの人に親しみやすさを与えられます。
「winding road」は、コブクロ×綾香によるコラボレーション作品です。
ウェディングソングというよりもどちらかといえば応援歌に近く、これからの2人の新しい人生に対するエールのような内容です。
大きな盛り上がりがあるわけではなく、テンポもどちらかといえばスローなので、しっとりとした結婚式を目指す場合には雰囲気とピッタリあいます。
歌唱力の高い人たちが力強く歌っているため、結婚式の披露宴という一生に一度の乾杯の場にふさわしいクオリティを持っているといえます。
「Kiss me」は、Sixpence None The Richerによる独特の雰囲気を持った曲で、穏やかな結婚式と相性が良いです。
歌詞はメルヘンチックであり、夜のどこかワクワクするような雰囲気のなか、少女が両親にキスをねだるような内容です。
透明感のある歌声と花嫁の少女時代を思わせる歌詞が、本曲が結婚式でよく使われる理由のひとつでしょう。かわいらしさと美しさを兼ね備えたユニークな作品です。
「A Moment Like This」は、Kelly Clarksonが美しくも力強い声でしっとりと歌い上げる名曲です。
歌詞には結婚に関することが直接的に描写されてはいませんが、タイトルが示す通り「一生に一度の瞬間を待つ」という内容で、永遠の愛を思わせるフレーズが続きます。
曲調は全体的に落ち着いた雰囲気ですが、Kelly Clarksonの歌声の魅力により単調な感じはせず、また抑揚もしっかりとあります。
さらに、サビの部分には壮大さがあるので、ラグジュアリーな式にしたいカップルにもおすすめできます。

 

乾杯の曲選びを雰囲気作りに役立てよう!


披露宴における乾杯の曲は、結婚式の雰囲気作りのうえで重要なポイントとなります。
乾杯はスタートの合図でもあるので、面倒がって適当に選んだりプランナーに丸投げしたりせず、2人でよく話しあって最高の1曲を見つけましょう。
結婚式は一生に一度のできごとであり、ゲストの多くが映像で式の様子を記録するのが一般的です。
いつそれを見返しても後悔しないようなBGMを使って、素敵な瞬間を演出しましょう。